散歩も行かせない状態で外飼いしている家があった。
毛はふわふわしているが
本来室内犬にするべき外飼いには不向きな犬。
寒いとか寂しいからと犬が吠えると
がっちり金属製のロ輪をはめたり、小屋の中に閉じこめたりと、
虐待度がアップするので
夜中に犬がなきわめいても近所の人間も何も文句が言えなかった。
犬の世話もできないくせに、なんで犬を飼うのだろう?と、
近所の犬仲間はこぞって憤慨していた。
毛はふわふわしているが
本来室内犬にするべき外飼いには不向きな犬。
寒いとか寂しいからと犬が吠えると
がっちり金属製のロ輪をはめたり、小屋の中に閉じこめたりと、
虐待度がアップするので
夜中に犬がなきわめいても近所の人間も何も文句が言えなかった。
犬の世話もできないくせに、なんで犬を飼うのだろう?と、
近所の犬仲間はこぞって憤慨していた。
昭和の話だから20年以上前。当時私は中学生でした。
普通、松林は日当たりの良い尾根に多いと思うのですが、うちは何故か、山の中腹から山裾に松林が点在してます。
梅雨のある日、雨上がりに犬の散歩で松林を歩いていたら、湿った空気の中に、松茸の匂いが…
それまで松林で松茸が採れたことは一度もありません。
当時はネットなんてまだ普及してないので図鑑で調べたところ、松茸は梅雨頃にも生える事があるそうで、早速松茸を採ろうとビニール片手に松林に戻りました。
が、匂いはすれど、姿は見えず…否、松茸そっくりの形のキノコはあるのですが、柄が紫色だったので、これは違うだろうと。
試しにそのキノコを採ってみましたが、匂いはせず…
下手に踏み荒らしたら松茸は生えない、と聞いたことがあったので、その時は、その紫色の謎キノコの在処だけ頭に叩き込んで帰りました。
帰って父にキノコを見せましたが、やっぱり松茸ではないそうで、そのまま捨ててしまいました。
翌日学校で仲の良かった友人たちに「こんな事があった」とだけ、笑い話として報告しました。
その日の夕方、早速、川向かいの親戚が血相変えてうちに来ました。
「お前んちの松林に明かりがちらつきよる。もしや火事では」と言うので消防団も出動する大騒ぎに。
結局は友人Bの母親が懐中電灯片手に松茸探してたみたいなのですが。
子供心に、蝮怖くないのかな、ようやるなあと。
その翌日も諦めきれずに松林に出向いてみたら、謎キノコが全部なくなっていました。
皆で踏んだにしても、全部はなくならないのでは…と思いつつも、原因が解らないので気にしていませんでした。
さらにその翌日、友人A宅で異臭騒ぎが発生しました。
すわ毒ガス!?となりましたが、原因は例の謎キノコでした。
A母、B母の前に松林で謎キノコを根こそぎ収穫→やっぱり紫色なので抵抗あるけどもしかしたら食べられるかも。
そういう思考回路で勿体無くて車に保管しておいたけど、Bの騒ぎを見て萎縮し、そのまま忘れていた、と。
どうやら謎キノコは高温で3日ほど放置すると凄まじい異臭を放つようで、A宅の車は結局廃車になりました。
今もって謎キノコの正体は不明ですが、今ではいい思い出話ですw