一緒に乗っていた人が揺れていたので音楽にのっているのかと思い調子いいですねーwと言ってしまった。
停電で一気に渋滞、持っていた案件を片付け片道120分の道を渋滞で5時間かけて会社に戻ったあとに嫁と連絡がとれなかったので自宅に戻った。






















そして、あの日。お昼過ぎにソイツからメールの着信があった。
忙しかったんで、中身見るのは後でと思ってたら、でかい揺れ。
その後の混乱はみんなも知ってのとおり。
新婦が阪神大震災の被災者で、親兄弟親戚と同級生のほとんどを亡くしていた
だから式に呼べる人間が少なくて、普通の式は挙げたくないと言っていた
だけど新郎側のごり押しで派手な披露宴が強行された
出席者の9割以上が新郎関係者で、新婦の招待客は会社の上司と同僚、
友人数名にたった一人生き残った小学生の従妹とその養父母だけ
そのせいで新郎側の出席者は新婦=友達いない変人だの、
親に反対されて出席拒否されただの、
実はバツイチで従妹と言ってるのは隠し子だのと噂されるはめになった
その人たちは急いできたからと私たちにすみませんすみませんと何度も謝りながら
飲料水にはできない水を供給してくれていた。
当時とにかく水に困っていたし、とにかく水が欲しかった私としては有り難かった。
何よりも駆けつけてくれた気持ちがうれしかった。
ある日、借主から加算支援金の申請をしたいのだが大家の許可がいるから、許可をくれと電話が来た
調べてみたら、倒壊した家屋の修繕にあてるためのお金を申請すれば数百万もらえるとのことで、大家の許可がいるんだそう
そして大抵の場合、うちのような被災地に住んでいない大家が、借主にかわりに申請してもらって修繕費にあてるケースが多いそう
そのためにわざわざ電話をくれたのか、うちのような遠くに住む大家にも修繕費を保証してくれる制度があったのかと有り難く思った
のは、最初だけ
父は紙製品に対して異様な執着があり「安かったから!」とボックスティッシュとトイレットペーパーを買い込む人。
もちろん父の自腹。花粉症とかそういうわけでもない。
一時期は納戸の8割がその2品になってしまう事態になってしまいさすがに母が怒り、「買い置きはそれぞれ5提げまで」と取り決めて落ち着いた。