名誉毀損だが、これは誰のことを言ってるかわかった場合アウトって書いてるけど、
当時、学校帰りは友人達と地元のゲーセンでたむろしていた。
俺たち以外にも他校の柄の悪いグループや、不良の連中もいたが、ほぼ互いに不干渉で絡む事はなかった。
その日、なぜかジャンケンポンゲームで異様な盛り上がりを見せていた俺達グループから離れ、一人太鼓の達人を楽しんでいた友人に唐突に謎の親子が絡みだした。
「100円ちょうだい」
「こんな小さい子に100円くらい出したら?」
「なぁ、どこの学生よお前w」
お手本のようなDQNな身なりの親子に、友人は「は?馬鹿じゃん」と鼻で笑って吐き捨てると、その言葉にDQN親父が「表出るかオイ?!」と友人の肩を強く叩いた。
近所の本屋に行ったら、中学の時の同級生がいた。
そんなに親しくはなかったし、ちょっと怖いやつだったので軽く会釈だけして俺は参考書のコーナーにいった。
そいつはやたら周りを見回していた。
放課後のことで女.子.中学生が何人か漫画売り場にたむろっていたが、なんかそっちの方を気にしてるようだった。
俺は参考書売り場で古語辞典をしばらく見比べていた。
すると、その怖い元同級生が音もなく背後から忍び寄ってきて「おい」と低く声をかけてきた。
俺はビビったね。これが「カツアゲ」というやつか。悪いことに辞書の代金2000円を持っている。
こいつはそれを取り上げてコカ・コーラ飲んだりボウリングするんやと思ったら悲しくなった。(ゲームセンターはその頃まだなかった)
俺は同じいじめられっ子や陰キャを殴るくらいなら我慢して自分が殴られようと思い覚悟していた
相手の子はバットを持っていて無抵抗なら正直怪我どころじゃすまないと覚悟していたが、突如相手の子がDQNに向かってバットを振り回した
唖然とする俺に止めてこいと支持をだすDQNだが、バット持って振り回している彼を止めるなんて到底無理で、他のDQNも彼を止めようとしたが同じく敵わなかった
もしかしたら俺も彼にボコボコにされるのではと思いDQNを見捨てて逃げた
後日、俺をいじめたDQNは学校に来ないで、先生が朝礼で他校とのケンカがあったようDQN達は大けがをしたと言った
DQN達もプライドなのか戦わせる遊びがバレたらただじゃすまないと思ったのだろうか、本当のことは言わなかったようだ
バットを振り回した彼は普通に登校してきたようで、廊下で見かけたが平然と普通に会釈するだけで昨日あんなことをしたとは思えなかった