従兄弟の嫁と長男は残念ながら氏亡し、従兄弟(30代)と長女(7歳)、次男(2歳)が生き残った。
旦那と従兄弟は幼馴染の様な感覚で育っており、互いに結婚して離れて暮らしてもたまに会って飲む仲だった。
僕は祖父に用事を頼まれて、昼の間は誰もいない2階に上がったところ、部屋の一つから怪しげな物音がするのに気づいた。
よく考えたらありえないのに何故か泥棒では?と感じて、泥棒を脅かそうとして部屋のドアを勢いよく開けたが、中にいたのは従兄弟(10代女)と叔母の旦那(50代)で、あろう事か思いっきり真っ最中だった。
予想外の光景に僕は思わず「えっ?!!」って比較的大きい声を出してしまい、下の階から何事かと何人か駆けつけてきた。
本人達は僕以外の目撃者ができる前に急いで服を着たがとても言い逃れできる状況ではなく、問い詰めてようやく何をやってたか認めた。
どうやら二人は従兄弟が中学生の頃からこういう関係にあったらしい。
叔母は漫画みたいに卒倒して救急車で運ばれるわ叔母の旦那は親戚一同に囲まれて言葉攻めでフルボッコになるわで元旦から大騒ぎだった。
従兄弟の父親はこれ以上ないほどの怒り顔で酒が入ってたら警察沙汰になってたかもしれない。
今現在は叔母は離婚してる。
従兄弟は普通に就職したが騒ぎ以来会ってない。
従兄弟が結婚する事になり、式に呼ばれたんだけど、途中で従兄弟から新婦へのサプライズがあった。
二人はまだ若く、生活が落ち着いたら結婚指輪を買おうと言う話になっていたが、こっそり用意しました!って。
で、従兄弟が新婦に指輪を差し出したら、新婦が泣きだし、会場は「よっぽど嬉しかったんだね!」って感じで拍手喝さい。