ボブ頭に黒のオバハン臭いワンピース、オバハン臭いパールネックレス。
少しダサめのコサージュ。まるで40年前の冠婚葬祭マナー本の見本。
それが不自然に三人も。一番前のテーブルだから物凄く目立っていた。
しかも猫背で、どう説明したらいいのか判らないけど動きも少し不自然で
ケーキカットで新郎新婦の写真を取るときも、拍手をする時もなんかサーヤ姫を
意識していたり、高度成長期より前の日本人臭さを演出しているような感じだった。
そこまでは良かったのだけど、お店から聞かされていた
終了時間を過ぎても終わる気配がない
30分オーバーする頃には店員さんが早く帰れオーラ全開に
それでも終わろうとする気配がないので幹事に終了時間とっくに
過ぎてることを言うと空気読め的なことを言われて却下される
私の高校時代の友人が、当時から交際していた彼氏と結婚することになり、
そこで挙式することになりました。
新郎新婦は、白いロールスロイスのオープンカーでチャペルに乗り付けるという演出で、
12月のクリスマスシーズンなのに、ゲストをチャペル前に並べて
出迎えさせることにしたのでした。
入社したての頃、職場先輩(新郎)の式に招かれた。
新郎は若手ながら大きな仕事を任される、将来の幹部候補。
披露宴も盛大で、順調に成功の階段を登っているなあという感じだった。
それが、式をひと月後に控えた日曜日のこと。不意に新郎弟から電話が入った。
実は新郎弟とは高校・大学の同級生、卒業後も偶に飲む仲(今は疎遠)。
だから気にせず電話を取ったのだが、様子がおかしい。
最初に結婚した子は京都で式と披露宴をしたんだと。
その際「交通費、宿泊費合わせて一人一万円しか負担できないの。
そのかわり披露宴は手ぶらで来てね。絶対に絶対に絶対に祝儀は受け取らないからね。
受付にも受け取らないように強く念押ししてるからね」と言うのでその言葉に甘えたらしい。
しかしその好意が次に金沢で結婚した子の不幸を招いた。