私は学校帰りに本屋に寄ってから帰ることが多かった。
実家は一軒家なんだけど駐輪場のようなスペースがあって、
そこは1人通れるくらいの出入りロがあり
四方は塀と家の壁で囲まれて外からは氏角になってた。
その日、本屋から帰ってきてチャリを停めて、玄関に向おうと後ろを振り返ると
メガネをかけた真顔の下半身丸出しの男が立っていた。
ニヤリともしてなく、目を見開いたままの狂気顔で本当に怖かった。
私は学校帰りに本屋に寄ってから帰ることが多かった。
実家は一軒家なんだけど駐輪場のようなスペースがあって、
そこは1人通れるくらいの出入りロがあり
四方は塀と家の壁で囲まれて外からは氏角になってた。
その日、本屋から帰ってきてチャリを停めて、玄関に向おうと後ろを振り返ると
メガネをかけた真顔の下半身丸出しの男が立っていた。
ニヤリともしてなく、目を見開いたままの狂気顔で本当に怖かった。
ある冬の深夜。
徒歩でバイトから帰宅途中、アパートへ続く路地のちょうど曲がり角に、その辺りでは見たことない大きなRV車が、道の左に寄せて停まってた。
後ろドアにキャリーをくっつけて、スキー板が2組刺さっていた。
「いいなあ。スキーかあ。もう何年ものってないなあ。金も車もないから、行きたくても行けないなあ」なんてことを思いながら、車の右側から前方へ回る形で、曲がり角を左折。
突然、暗がりの中、車の前から人影が。
男がズボンを膝まで下ろし、中腰でし.りを突き出している。
婚約こそしていなかったものの、結婚も視野に入れていて、彼が家族に私を紹介したいと言うので、彼の実家に行った
和やかに挨拶を済ませ、席に着こうとしたとき、彼が突然大きな声で「父さん、母さん、先に言っとかなくちゃいけないことがあるんだ!」と言った
何?と思ってると「彼女は…、彼女は母子家庭育ちなんだ!」
…え?というような、微妙な空気になった
彼のお母さんが困ったように、「あ、お父様、お亡くなりになられてるのね…」と言うので、「まあ、私が社会人になった後ですけどね…」と答えた
彼のお父さんは彼に向かって
「…それは母子家庭とは言わないんじゃないか?」
「いや、仮に母子家庭だとしても我々は何も気にしませんが…」
と慌ててフォローをしてくれた
そして、何とかおかしくなった空気を和やかなものにして、楽しく過ごすことができた
事件がトップニュースでなくなった頃、家に警察が来た。
親がいなくてバイト休みだった俺が対応した。住民調査か何かで色々聞かれた。
それからどれくらい経ったか忘れた頃。
バイトが休みで寝ていると親に起こされた。警察の人が来ていて話を聞きたいと。
玄関に行くと先日の警官を含む制服二人と私服の刑事だという人がいた。
俺君かな?ちょっと事件があって、確認だけさせて」と笑顔で言われて以下のことを聞かれた。
・○○区○○に辺りに行ったことある?→○○?
・◇◇の近くなんだけど。→市内ですから何度か。
・最近行ったことは?→さあ?
・いま俺くんが行ってるバイト先の近くじゃない?→そういえばそうですね。
・△△に行ったことは?→近所のホームセンターですよね?何度もあります。
・△△経最後に行ったのは?→一昨日の夜です。さすがに何の事件かわからなかったが疑われてるのはわかった。
・○色の上着持ってる?→持ってません。
・……お母さんに聞いたら持ってると聞いたけど?