思わないでもないけれど。そのままの自分ではだめなのかなあ。
里帰りしてすぐ絶対安静になって、実家で寝てたら父が別人のように厳しく、いつまで寝てる!とか母さんにだけ働かせて!って怒鳴るようになった。
父はすごく温厚で、怒鳴られたのは初めて。
あの父が怒る位だから私よっぽどひどいのかな、でも絶対安静だし…と母に言ったら、母が父に激怒。
絶対安静だって言われてるでしょ!私は娘に手伝えなんて思ってない、大変そうだと思うならアンタが手伝え!と。
父は「よかれと思って…」
母はさらに怒って、「私が妊娠した時と同じだ!あの時もおかしかったけど、まさか実の娘にも同じことをするなんて!」
結局私は入院し、息子が無事生まれた。
父はもとの温和な父に戻ったけど、初孫の息子にはまったく関心なし。
母が言うにはこれも昔と同じで、母が私を妊娠した時、
つわりを「うるさい!」
お腹が出てきたら「気持ちわりい」
眠くて寝ていたら「怠け者!」
私が生まれても、しゃべりだすまでまったく関心を示さなかったらしい。
私は子煩悩な父しか知らなかったからビックリ。
母は本当は二人子供がほしかったけど、また父がああなるのが怖くて一人しか産まなかったそうだ。
それから三年。
両親の亀裂が埋まらず、離婚するって連絡が来た。
母は正社員だし、福利厚生は父の会社よりしっかりしてるから心配いらないって。
あの時里帰りしなきゃ、今でも両親は一緒に暮らしてたのかなーとか、私がもっと元気な妊婦だったらよかったのかなとか、色々考えてしまう。
母親が、その女性から見えない位置で私の腕を強くつかんだ
でも顔は女性の方を見たまま、にこやかに当たり障りなく対応している
会話を聞いているうちに、あれ?もしかしてこの人、母の知り合いじゃない?初対面?って気が付いた
電車が駅に停まり、女性が手を振りながら降りて行った
母はずっと緊張していた
自分には弟がいたが、実母の愛はすべて弟に注がれていた。弟が早逝したとき、「氏んだのがあんただったら良かったのに」と言った母だった。
私が結婚した時には、夫に「うちの土地がなければこんなのと結婚したいなんて思わないでしょ」とも言った。
それでいながら実家に寄り付かない私を責め続けた。
反省も後悔もしていない
「キャストの質が落ちた」と言われたりしてるけど、私は一生分の夢をもらった