ある日突然、道を歩いていても声を掛けられなくなる日が来る。
しかもバラバラにじゃなくて一斉にそうなると言うニュアンスの事を言われた。
中学生の身空でそんな事を言われた事も衝撃だったけど、その『ある日』が来たんだと気付いた時がスレタイ。
繁華街を歩いていても、キャッチもナンパも勧誘もまるっと来なくなった。
外見が急に変わった訳でもなく、人並みの若い子から人並みのおばさんになっただけ。
単に老いただけだとも思うけど、本当に同じ時期にそうなったのが不思議。
母の言い方が年頃の娘が調子に乗らない様に戒める感じではなく、妙にしみじみとしていたのが印象的だった。