最初は「自分には霊感がある」って言い出したAちゃんがきっかけだった気がする。
クラスが4年2組だったから「シ・ニ」の呪われたクラスだとか、隣がトイレだったから「(トイレの)花子さんに魅入られたクラスだ」とか、皆ロ々に言ってた。
最初は「自分には霊感がある」って言い出したAちゃんがきっかけだった気がする。
クラスが4年2組だったから「シ・ニ」の呪われたクラスだとか、隣がトイレだったから「(トイレの)花子さんに魅入られたクラスだ」とか、皆ロ々に言ってた。
当時私は大学でボッチだったのに、どこからか私が事故物件に住んでると聞いたオカルト研究会の面々が次々と泊めてくれと言いに来て、以来気がつけば私もメンバーになってて、しょっちゅうウチで飲み会をするようになり、なんか知らんがその中から彼氏まで出来てすごい楽しい大学生活になった。
もともとオカルト嫌いじゃなかったのが良かったのかも。
人生ってわからんもんだなあ。
ちなみに私には霊感が全くないらしく、普通のアパートとして平和に暮らしていた。
泊まりにきたメンバーたちは、音を聞いたり室内なのに頬に風を感じたりしたそうだが、古いアパートなので、音もするだろうし隙間風もあったろうなと正直思っているw
そしたら現場検証なんていつものことよーってゆるーい(多分私があばばばってなってたから緊張しないようにしてくれてた)雰囲気がだんだん張り詰めてきた。
えっ…何事…って真っ青になってたら「誤解しないで欲しいんだけど、回し者じゃないんだけど」と前置きしてから「警備会社に入った方がいいよ」と
かなーり前、私の実家の近所にAちゃんという子がいた。私より10歳くらい下の子ね。
Aちゃんはお母さんとお母さんの再婚相手とアパートで暮らしていてニコニコ挨拶するいい子だったけれど、お母さんが病気で亡くなってから、養父さんだけじゃ世話が行き届かないのか汚れた服装になってアパートにお水っぽい女が出入りするようになった。
親父や祖父曰く、だいぶ破天荒だったらしい若かりし日の大伯父、たまに親戚の集まりで会うとそんな昔のいろんなことを話してくれた。
その中でもとびきりの衝撃体験。
戦後間もなく、大伯父は中学を卒業するや、ある商人に弟子入りをすることになり身ひとつで家を飛び出した。
毎日忙しく働き、勉強し、一刻でも勿体ないと出掛ける度に行き先まで全力疾走。帰りも全力疾走。
某神宮旅行から帰ってきたその日に階段から落ちて足を捻挫した。
翌日、また階段から落ちて青あざをつくる。
三日後に階段を思い切り踏み外し顎を外す…顎って外れると痛いだけじゃなく喋れないしロの中乾くわで大変だったw
翌日病院で治してもらったけど、顎をはめる時の力技はんぱない。
くっそ痛くて泣きそうになる。
なお顔は包帯だらけのミイラ状態に進化を遂げた。
四日後、別の理由で病院へ。
診察後、病院前で意識を失い派手にぶっ倒れる。
その際、左顔面をしこたま打ち付けお岩さん状態に…。
意識が戻った時には車椅子の上におり入院確定していた、マジかよ。
入院中、ペットがいきなり亡くなる。それまで元気だったのに、凹む。
それから数日後、私の診察結果を聞かされる。
医者『中学生時代から躁鬱病です』なんだと…。
十数年間気づかなかった、衝撃である。
という出来事が一ヶ月の間に起こった事。
今年はもう、何も起こりませんように…
その人が私達のことをじーっと見つめてたので、もしかして私に気づいたのかな?と思って声をかけた
「久しぶり!」
彼女は一瞬え?っと言う顔をした後、話を合わせようと「久しぶりです」と返してきた
明らかに私と気づいてない様子だったので、「中二の頃クラスメイトだった森だよ。あから顔をよく男子にダルマってあだ名でからかわれてた」
彼女はそこで私を思い出したようだった
「ユキエさん?」
「そう!」